老舗小話

各会員企業からの「よもやま話」を紹介します。今回は(株)大友楼です。

(株)大友楼

百万石の食文化

石川県は、奈良朝の頃より海産物、特に能登半島でとれる”くしこ”(なまこを乾したもの)や、くずなど多くの海産物を朝廷に納め、日本海側の拠点として古くから栄えた土地であります。四百年前、前田利家が金沢に入城してから、代々文化工芸に力を注ぎ、また百万石の食文化を開花させていきました。現在の加賀料理は、加賀藩や庶民が保存食として貯蔵したり、日常に食べる鮮度の良い食材を利用して加賀独自の工芸の品々にのせて演出されて出される食事が加賀料理です。一品一品は、鮮度の高い食材や、加賀の地で育まれた郷土食といわれる名物料理(鴨の治部煮)(鯛の唐むし)などを会席の一品として出すもので、大名料理とは違うものですが、その手順や調度品など加賀藩が長年にわたって培ってきた品々を金沢の老舗料亭では数多く見ることができるのです。





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